手紙/木星

 


大雨ザーザー聴きながら、手紙を書いた。今住んでいるアパートに、かつて住んでいたという方からの手紙のお返事。花の絵のポストカードをインターネット通販で買ってくださって、私の住所を見て驚いて手紙を書いてくれたそう。東京都内、あふれかえる物件のなか 同じ家なんて、すごい! なんてすごいご縁なんだろうと思って、ちょうど掃除しにいらっしゃっていた大家さんに話すと、これがはじめてではないらしい。何度かそういう話を、住人からされたらしい。もっと、すごい!と思った。


最近木星のことを、よく考える。
あんな見た目だし こんな名前なのだから 木でできた星であってほしかった。
木、どころか あの星には地表がない。ほとんどガスで構成されている。
私はそれを知ったとき 虚しくなった。
あの巨大な球体が、あれがオバケなんて。
 でも、写真を眺めると、美しい おおきな木星
うーん、信じきれない・・・
 
虚無はいつもわたしを穏やかに包んでいるから
うつろな目で、きれいな涙をいっぱい流したいと思った!
 
 
この間、教えてもらった人の曲が、とてもいいのでリンクを貼っておきます
→「花束

モノクロームの春

 







モノクロフィルム 買ってみて、桜の咲いてた頃に撮った。このモノクロフィルムはアイボリブラックすこしとぞうげ色をまぜたような、あたたかみのある優しい色をしていた。この色彩は春という季節にとても似合っているな。フィルムカメラは記憶の色が印刷されるので凄いな。そろそろ春も終わって、梅雨がやってきますね。まさに今、急に雨が降って来て、ザーザーザー、聴こえる。


上島さんの訃報を聞いてから
体に穴があいたみたいです
あれから、すごいスピードで絵が完成していきました
絵が穴を埋めてくれるなんてことはなく
欠けたまま 欠けた絵を描いてるかもしれないです
でもそのままで、ずっと欠けたままでいたいと思いました

明け方 雨/水彩

 


ひきつづき、絵がうまく描けない!が継続中。心身はもやもやとする。先日はじめてPCR検査を受けてきた。あんなに簡単にわかるのかと驚いた。陰性だったので、よかった。先月は転んで親指を骨折したり、他にも身体が悪くて病院に向かったり。毎年六月になるとだいたい調子が狂うので、そのきざしなのか。そうだとしたら、怖すぎる。
最近茫然とするほどかなしいかなしいニュースが多すぎて、気を抜くと、頭がかなしいでいっぱいになってる。ほー としたためいきのぬけみちが、だいたいふさがれてるみたい。
今日出掛けていて帰宅して、疲れて眠ってしまっていた。
なんか鮮やかな夢を見た気がする。急に、絵がうまくいくような気がして、水彩のパレットを作ったりしてみた。100均で買ったパレットにとりあえず家にあった絵具をチューブから出しておいた。こんな雨じゃ、なかなか乾燥しないか。写真にうつっている絵は昨日だったかに寝そべりながらなんとなく描いた絵。水彩の軽さはしっくりくるような気がしたので、今日仮眠とったらやってみる。
年々打たれ弱く、わからないことがますますわからなくなっていくし、わからないことが増え続け、自分が信じて来たようなことすべて疑わしく思えて来た。いま、24歳ですが、そのような時期なのでしょうか。白、黒とはっきりさせることが怖くなってしまったし、何が正しくて何が悪いのか分からなすぎる。さっきまでこうおもっていたのに、数時間後にはちがうちがうになっている。何もかも不確かで不鮮明ななかで見るあざやかな色たちが本当に輝かしく映る。みんなすごいと思う。

今は明け方、大雨。天窓からみえる空はまっしろ。雨の音がきれい。
私は雨の音を聴くと、生きててよかったと思う。
私はこれから、何も望みたくない。高いところ、目指すのをやめたい。
心はいつだって淀んでいていいかもしれない。 私は本当に、立派じゃない。
雨の音がきれいだったら、それで、いい。と、思う。(思いたい。)


シャワーを浴びて、髪の毛を乾かして、シャツを着て、かばんを持って、鍵をにぎりしめて、電気を消したのに、外に出ることができず、真っ暗な部屋で、わからないことばの知らない歌を、イヤフォンで聴いてた。長いこと、絵がうまくいかない。画材があってないのかもしれないと思って、油彩道具を揃えてみたり、色鉛筆を買ってみたり、新しいスケッチブックや厚紙を用意してみたりしたけれど、今のところどれもしっくり来ない。どれも、楽しいけれど、虚しくなってくる。虚しくなるのは、危険だ。
いつも使っていた画材はアクリル絵具だった。先日、久しぶりにアクリル絵具を使ったら、絵の具の軽さと、水の心地よさに、おどろいた。長いこと、本当に長いこと、私はわすれものか、おとしものか、すてきな石や陶片か、分からないけど何かを探して心の中の住宅街を徘徊してる。徘徊していると、自分はだれだったかわかんなくなる。静物描いているとき、目の前に静物をならべて、それを見て描いているけれど、私は本当にそれを見ているのか分からない。心の中の、私の部屋の、机上におかれた静物をかいてるのか。私は、私が、何を描いているのか、何を描きたいのか、分からない。なにかを描きたいことだけが、確かなこと。
自分の中の疑問について、描いていると分かった気になる。が、それはだいたい、あてにならない。数日後には、ちがうちがうとなっている。自分の感覚や言葉はあまりにも不安定で、完成した絵のほうが頼もしい。ほんとうに、そう。私は私の絵を偉大だなーと思うけど、私は、私というのは、ことばにするのが難しいけど、いろんなものに適応できない人。
自分は自分のことを絵描きだと思っているけど、本当の意味の絵描きじゃないのかもしれないと、さっき考えた。絵を描こうとするからしっくりこないのであって、自分を、詩人だということにしてしまって、詩を書くように描いたら、うまくいくんじゃないか? と思った。地に足のつかないようなばかげたはなしだけど、肩書きについてかんがえるのは、重要な気がしているんです…。

さっき聴いていた歌がよかったな。
有名な歌なんだろうけど、私は今日までしらなかった。まっくらな部屋で、ビデオも見た。メイキングも見た。
あのビデオのように、私は、水中で、息が出来なくなりたいんだ。息ができなくなりながら、甘いリンゴのにおいや、瓶と瓶がぶつかって、りん と音がするのがきれいだったことを、思い出したいんだ。
絵を描いてると、ときどきそれができる。息が苦しくなってぱっと水中から顔をあげたときのような心地よさを体験することは、まれにある。
私の、なんでもないらくがきや、雑な文字にだって、私が生息しているはずなのに、なぜそれらは絵画にできないんだろうと、悶々とする。
何十年かあとにこのブログを振り返って読んだとき、大丈夫、大丈夫、老いで解決されるんだよ。それは、青さの積み重ねでなんとかなったよって言いたい。
残念ながら老いてからも、思ったよりお前は変われてないよ。ずっと、ばかなままだよ。とも、言いたいような、そんな気もする。
いや、ばかなままじゃだめかなあ。


ポストカードを販売していただいているお店の紹介



ポストカードをお取り扱いいただいているお店のご紹介です。
お店で扱っていただいているポストカードも、利益の30%をウクライナの難民支援機関へ寄付されます。
ご連絡をくださった皆様、本当にありがとうございます。
現在もお取引中のお店がありますので、随時更新させていただきます。

なお、店頭での販売の場合、バラ売りでも購入いただだけます。
どこか行きたいけどどこも行くところがない!そういえば市村というやつのポストカードが置いてある店があるんだったな。そんなに興味があるわけではないが、暇だし目的地にしてみるか!・・・なんていう、軽い動機で、ぜひお店に行ってみてください。いいお店がいっぱいです。
インターネットショップでの販売ではセット売りになりますが、ぜひ素敵な品物のついでに買い物カゴに入れてもらえたら・・大喜びします。
よろしくお願いします。



東京都杉並区高円寺南3丁目44−18
東京は高円寺にある絵本屋さんです。
古本も新刊もるすばんさんから出版された本も取り扱っています。
なんとなくいいなと思った本を手に取って開いてみると、腕を鷲掴みされたようにその本に惹き込まれていく事が多々ありました。自分は絵本に興味があったのではなく、好きな絵本作家の作った絵本に興味があったのかと少し前に気づいたところでしたが、ここにくると作家性とか誰かがつけた価値などを忘れて絵本と対峙することが簡単にできてしまいます。
なお、るすばんさんでは、ポストカードの卸販売もしていただいております。
お店や施設を経営されている方で、興味のある方、覗いてみてください。→卸販売のページ

珈琲飄々 
千葉県市川市中国分4-26-8
千葉県市川市にある、喫茶店です。
お店では、喫茶店のほかに、絵本や、ポストカードの販売も行っているそうです。
私は伺ったことがまだないのですが、良い木がいっぱいな‥、おそらく、絶対落ち着く空間で(ぜひホームページをみてみてください)、深煎り珈琲やラムレーズンのチーズケーキがとても美味しそうで、いつか絶対行きたい喫茶店です。
オンラインショップでは、手廻し焙煎機で焼いた深煎りの珈琲豆の販売をおこなっているようです。

(インターネット上の古本屋さんのため、住所はありません。)
すなば書房さんは、私の大好きなインターネット上の古本屋さんです。
いつもSNS上で本の紹介をされていて、それを読んでは、物欲が発生します。
本の魅力的な紹介文と写真、価格、丁寧な梱包、などからも、出品している本への愛を感じます。家からでれなかったり、出たくなかったりの時、なんとなく本が欲しくなったらぜひ、みてみてください。(買った方がいいけれど、、買えなくても、、その本の存在を知るだけで、楽しいです)

東京都あきる野市舘谷 220-1    2F
東京の五日市駅にある、古道具屋さん。(ギャラリーにもなっています)
共通ではない知り合いの方(2人ともすてきなひと)から教えてもらって知った不思議なお店です。行く度に店主長嶋さんと長話をしてしまいます。昼にやってきたのに、帰る時には真っ暗だったりします。お話をしていると、長嶋さんはいくつなんだかわからなくなります。エンデの「モモ」に出てくる、マイスター・ホラのようです。古道具とともに、長嶋さんの作ったアルミ星人や、作家さんの作品なども販売されています。
※ニコニコ堂へ行こう!となったとき、あらかじめツイッターなどで開店しているか確認してから向かう方が安心です

東京都武蔵野市吉祥寺北町1丁目25−2
東京は吉祥寺にある、不定期営業のお花屋さん(アトリエ)です。
こちらにも私は訪れたことがなく、今回のご連絡で初めてインスタグラムを拝見させていただきました。
オーダーメイドで母の日のブーケやアレジメントを制作されていたり(予約必須)、お花のレッスンを開催したり、古い花瓶や雑貨の販売もおこなっているそうです。
不定期営業のため、インスタグラムなどで営業日を確認の上、お店へ向かってくださいー。