胡麻をする音

 
 
匿名で相談して、回答してくれた中に書いてあったおすすめの本を探す。探しても探しても発見できなくて、存在しない本だと分かった。回答者がAIだったことに気付き始める。ショック。自分で本を探してみるも、なにを買ったらいいかわからず体力が尽きる。
その昔、インターネットが好きだった。温度が好きだった。最近では、よくわからなくなってしまった。いつのまにふるい落とされたのか。悲しいな。
なんというか、老いだし、置いてかれてるし。
 
不安でいっぱいになったことは、今までたくさんあった。その対処法について何回も考えてきた。でもわからないまま。現実の世界では、何かが起こったら受け入れる以外の選択はないようなもので、そこには「大丈夫」しかないことはわかっている。あきらめればいいものを、どうしてあきらめられないのか。抵抗したくなってしまうのは、これもまた、あきらめるしかないってことなんだろうか。あきらめることって、「あきらめなさい」と頭に言葉で命令した途端に、難易度が急激に上がる気がするが、どうなんだろう。言葉にしてしまう前に、意志になってしまう前に、気づかれないように、ほどいていけたらいいのだが。
 
母から誕生日にもらったすり鉢で胡麻をすった。夜中の静かな台所で、胡麻をする音だけ響いた。ぷちぷちつぶれる感触が手に伝わる。だんだんと香り立つ。めん棒についた衣を味見。甘くてしょっぱくて香ばしい。

2026CALENDAR

 

打たれ弱くしょっちゅう寝込む「ダイヤの兄弟」というキャラクターの12コマ漫画をもとにして(もう1月も終わりかけですが)2026年のミニミニカレンダーを作りました。
遊ぶように作れて、楽しかったです。
よかったらのぞいてみてください📅

お店はこちら→ ✩  





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ネットショップでは、すなば書房さんの『砂粒集』も入荷しています。ぜひぜひ。 

大縄跳び

 

ルーティンが途切れることへの恐怖。
真っ白な部屋へ憧れ、一瞬で矛盾を発見。 
進まない絵・満開の花。
初期設定の不備にも気づいてる。
愚かな私の日常は、大縄跳びのようだ。

今日はお弁当を作れなかった。けど、パン屋さんのパンが美味しかったし、新発売のグミも買えたし、いいのだ。三ヶ月分の漢方は紙袋にギチギチで、ハコのようになっている。数値化するとやはりタンパク質が足りなく、ついにプロテインに着手!ハコのような漢方や幅のあるプロテインをどこに収納するかを考えなければいけないが、崩壊した優先順位はもう意味が消え、絵が完成しないと立て直すのもムリそうで、でも今描き始めてもうたた寝てしまいそうだし、収納する余白なんかないわけだし、全部ほっぽりなげてカブのポタージュと鶏団子を仕込むことにする。
解散!

心を祀る

 

きのう1月15日は荒れた祭壇の片付けで終わってしまった。
祭壇には一応猫の骨を祀っているが、ここで眠っているんだという気配は全くない。縁もないしこの家には幽霊としてでもあらわれないと思う。じゃあこの祭壇は何?
猫は、こんなところじゃなくて、もっとあたたかくて安心する場所で、つやつやした毛並みで、眠っているのだろう。想えば、あたたかくなる。
想像を巡らしても不在は不在で、心には大きな穴があいている。穴をさけるようにして、いろんな場所にいろんな形で、同時に居るように思う。現実での不在とは、いまだに全貌が見えないほど大きく、さびしい。焦らないことにした。自分のリズムで歩く。
 
2026年1月15日、の翌日

たのしいおしらせ / upendo 1月号

 
 
長崎は大村にあります「upendo」というお店に、花の絵を1枚かざっていただいています。
前回から2ヶ月だったので、あたらしい絵をお送りしました。
今年1枚目は、蝶のようなくらげのような花です🪼
upendoさんにお越しの際は、ゆったりしつつふと見ていただけたら嬉しいです。

ちなみに絵は通販も可能です。
upendoさんにご連絡ください。

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upendo
長崎県大村市田下町406
*営業日・営業時間はSNSをチェックしてください

企画:熊谷麻那さん