嘘本当の景色

 

好きな絵描きの中野さんが送ってくださったDM。嬉しい、美しい。乱用している新しいノートに入れてみる。お守りみたいで心強い。展示の名前は『花守り』。
 
今日、暗くて手もとが見えなくなった時刻は18時。長く集中して作業ができた。晴れにありがとう。窓から見える桜が少しずつ咲き、顔をあげるたび元気になる。絵は終わらなかった。
 
どこまでの本当を描くべきなんだろうと悩む。
目の前に黄色のラナンキュラスあり。今描いているのは肖像(という設定)ではないから黄色くする必要もないのだが、黄色くしないという選択をしようとすると、何かにひっかかる。が、ひっかかりを解明する前に、桜にひっぱられて薄桃色に塗ってしまった。
 
自分は嘘を描くのが下手ということを何枚も没を経て実感。逆に、何も見ずに描けるようなものはすべて心の内にある本当の景色なんであろうこともわかった。では、嘘をつくことが必要な場合に正しく嘘をつくには(正しいなんてないのかな)どうしたらいいんだろう。心の内で、嘘を本当にすればいいんだろうか。技術とは、こういうことをいうのだろうか。うーん。こうやってずっと踠き続けるのでも、別にいいような気もする。技術、私に必要だろうか。 
とにかく今の絵がちゃんと完成できることを祈る。 

太陽待機

 
絵がうまくいかなくて焦る。良し悪しの判断もできない。だいじょうぶか。今日は一日曇っていて部屋が暗くてそれだけで打ちのめされたような気持ちになる。心が常にワナワナしている。せめてものタンパク質として鶏肉と大量の野菜と豆のカレーを作る。ターメリックライスも炊く。みじん切りしている時間が今日一番楽しかったな。チラッと作業机を見るとさっきと何も変わってない絵があった。怖。朝は余りりんごと余り生地でアップルパイを焼いた。あまりにも部屋が暗くて描けなくて(言い訳か)。50分の焼成時間が本当に一瞬に感じられて怖い怖い。
 
夢。
この年で大学に入学することを決意。奇跡的に受かったもののどの大学に入学するんだか忘れる。勘で向かったら当たっていたのだが、校内に足を踏み入れた瞬間帰りたさMAX泣きそうになる、入学式も出てないけど中退のことを考え始める。

不安と安心の青

 

好きな街の大きな木と夕暮れ空。
小さな分岐がたくさん。途方に暮れるが美しい。あと、これくらいの時間の青はやっぱり好きだ。不安と安心がいいバランス。まんなかの青。

絵は、今日もうまくいかなかった。なんだかパッとしない。手応えはまったくない。春のせい、というわけでもなさそう、単純に未熟。それでも、まあ、描き終わったかな、というところで、コップのほうじ茶をぶちまけた。大惨事なのに心になんのダメージもないことを自覚、残念に思う。それでも反射的に拭いて乾かす。絵も無傷だった。
絵はむずかしい。とてもむずかしい。誰かや、なにかのための絵はとくにむずかしい。自分は絵が下手だ(描きたいものを描きたいときに自由に描けないという点で)。でももう上手になりたいとも思わない。練習なんて必要ないといつからか思い始めたが、それは、近道も遠回りもしたくない、と根っこの方で思っているからかもしれない。
都度ごめんなさいと言う(思う)。情けないし、うざったいだろうが、自分なりの優しさであって、。だからまあしょうがないのだ。
しょうがない。しょうがない。しょうがない。いろんなことがしょうがない。
できることをがんばる。小さすぎることでくじけるのをやめれたらいいな。

個展「花」 / えほんやるすばんばんするかいしゃ

 

 
春の展覧会のおしらせです。
東京・高円寺「えほんやるすばんばんするかいしゃ」さんに花の絵を飾ります。
るすばんさんで花の絵の展示をさせていただくのは2回目。古かったり新しかったりの本とともに、楽しんでいただけたら幸いです。
広島の木工屋さんの素敵な額や、長崎のお菓子屋さんの大好きなジャムなど、旅のおみやげのようなお楽しみも計画中です🧳
春のおでかけに、ぜひお越しください。 
 
 
市村柚芽「花」
 
会期:2026年4月2日(木)-5月25日(月)
休み:火・水
時間:14時-20時
(〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3丁目44-18) 
 
DMデザイン:浦川彰太さん
??デザイン:古本実加さん 
展覧会の企画:熊谷麻那さん 

逃亡者

 

私の朝は、蝶のようにはたはたと逃げられる。信じ込むことで存在するもの。暗いなあ、と思っていても朝。朝は朝!…と言い張りつつ、年々苦しくなってきている。
夜になると肩の力がふっとぬけるのも事実。安心して料理とか掃除ができるようになる。追いかけては逃して、安心しての毎日。疲れたよ。
整えねば。


喫茶ですごくおいしいカレーを食べた。びっくりした。サラダもコーヒーも夢のようにおいしくて。
深夜一時すぎ、四合分の根菜の炊き込みをおにぎりにする。救済。まだまだ我に返っては、ならぬ!