自分の目で見られる視界は限られていて、見たいと思っていてもあぶれる領域はある。良いも悪いもなく、ただそれだけということだ。見えているものを、信じたり執着するのではなく、ただ向き合うことだけだ。自分にできることは。失敗はするものだろう。淋しくなるだろう。それでも、全部をあきらめるには早すぎる。石にも花が咲くんだって。
雨。
今日は郵便ポストに手紙を投函するために外に出て、ザーザー降りの雨と外の涼しさにびっくりした。昨日の暑さが嘘のよう。昔描いて、ひとに見せられるもんじゃないと思っていた絵を久しぶりに見たら、絵の中の水はきらきら、花はたしかに咲いていた。私はあの時、どうしてそんなことを思ったのかわからなくなった。
