あくび



雲とか花に感動し出して、そのほかのいろんなことがほんとうにくだらなく思え、どうでもよく思え、なんというか、自分はそんなにきれいな人間じゃなかったはずだろうという違和感が生じた。そんな変な感じが数日続いて、困惑している。すぐにおさまるものだと思っていた。怖いものだらけだったのが、そんなに怖いとも思わなくなった。焦る。興味のあることや、やらなければと思っていたことにも、力が入らない。興味とか、生きようというフックはあるのだが、それを釣る体力が、ずっと少ないという感じ。防衛本能のようなものなのか、それともほんとうに変化してしまったのか。老いのひとつなのか。若くありたいとか、本気で思ってしまった。しがみつくように、少しでも心動くものに執着する。怖い怖い(怖い?)。何十時間眠れば、満足に眠れたような気持ちですっきりと起きれるんだろう。恋煩いのような動悸はいつになったら止むんだろう(もしかして本当に恋?(何に?))。なんだか、途方もなく淋しくて、亡くなった猫に会いたくなる。いつでも会いたいが、とくに最近は。現世が、どうでもいいことばかりで。悲しいとすら思えなくなったら、私はどうなるのだろう。百億光年の孤独のこと考えて、私は、あくびが出る。