神田散歩

 



引き続き今日も日記を書いてみる。

今日は絵のスキャニングのため、神田へ。どうにか迷わずスキャン屋さんについたけれど、1枚あたり3,000円かかるらしく、若干怯む。まあ必要経費ということで、承諾する。電話番号を伝える際、自分の電話番号がわからなくなり違う番号を伝えてしまった。念のためメールアドレスを伝えたので連絡については大丈夫だったが、わたしのあたまは大丈夫なんだろうか。道で立ち止まって「電話番号 わすれた 認知症」と調べかけたが、振り払ってそのまま神保町まで歩き、本屋で漫画を二冊買う。その足で、喫茶「ぶらじる」に行く。音楽がかかっていなくとても静かで、静かすぎてうるさいような気がして居心地がよかった。「コンニャク ショコラ」みたいな名前のチョコレートケーキがおいしかった。
 
支払わねばならないものだけで所持金がなくなるのが悔しいのだから、お金が尽きる前に自分へ何か買い与えたらダメージが軽減されるのではないかと思い、今日の優雅な散財。結果、割と大丈夫だった(支払いは明日だけど)。いい作戦だったかもしれん。
 
その付近で、数年前お世話になった佐藤直樹さんの展覧会が開いているので訪れる。カァ〜ッ!となる。しかしこれらは、絵なのかわからない。森っぽいものを描きまくっておられるが、森なのかもわからない。佐藤さんが何をしていらっしゃる方なのかも未だによくわからない。わたしから見るとこの森(?)を描き続けている人という印象だけど、佐藤直樹というとデザイナーの印象が強いかもしれない。そういえば6年前に「路地と人」という空間で壁一面にこの森(?)を描いていたのを見て、佐藤さんが講師をしている「描く日々」という講座に受講することにしたのだった。あのときもカァ〜ッ!となったんだ。「描く日々」ではみんなおのおの絵を描いたり、みんなで鍋(すごくおいしかった)をしたり、佐藤さんがお菓子をムシャムシャ食べていたという記憶しかない。だから余計にわからない。6年前に見たときの森(?)は拡張し続け、今は300メートルにまで至ったそう。この絵たちや行為に対して敵した言葉が見つからない。感想を述べられないが、よかった。カァ〜!だった。
 
帰りには近所のスーパーでたくさんの野菜とおいしい味噌買って帰る。きのうの夕飯が大失敗したので、今日は絶対成功するはずの煮物を作る。昨晩はわたしにパスタは不可能だということが分かった夜だった。