暇料理、暇空想、暇絵

 



 
れんこんつくね ( つくね部分にれんこんのすりおろしが入っている )、ごぼうの甘辛、ふうとうのらくがき、バナナジュース
 
 
私の大好きな猫が、死んだあともからだがそのままふわふわとしていて、火葬せずに家においておけたなら、私はその、もう鼓動は動かないけど大好きな猫に会うことで、少しは満たされるのだろうか。
暇だと、こういうとりとめのないことばかり考える。今の私に、暇は良くない。
考えずとも分かること。
 
生前、ふわふわとして、いいにおいのするところが大好きだった。
けれど、そんなのはおまけみたいなこと(繰り返し考えずともわかっていたこと)。
あの魂が好きで、だからあの顔立ちが好きで、あのふわふわが好きだった。
 
私にあいた穴、それは深く、愛おしい、あの猫と同じくらい、愛している。

ぼけたらしあわせなんじゃないかとかあほみたいなことを考えていたけど、あの魂ともう実際に会うことが叶わないんなら、もうどっちにしたって変わらない。