トウモロコシ、にんじんポタージュ、チョコチップクッキー
今日は料理ばかりして過ごした。
料理は良いなと思った。自分が食べるために作って、作ったら食べて、どんなにきれいに皿に盛ったって、跡形も残らん。おいしければ、それは良い。
食べると、それは血とか肉とか骨とかになる。生きていける。
それは、なんでかすごく安心できる。最近、別にうまい訳でもないが、料理が楽しい。
空をうつくしいと思うとき、地球にうまれてよかった、 と思う。
味を感じるとき、温度を感じるとき、心地よい色を塗るとき、愛しいものを想うとき、生きててよかった、と思う。
油断しているときなどに「私はなんのために生きているんだったか」が、横切る、なぜそんな簡単なことを忘れるのか、なんで私はどこまでもどこまでもバカなのか、わからない。
今日も変な夢を見た。大好きな猫にそっくりな顔の絵みたいなうさぎが部屋の中ではねていて、つかまえようとした。足下みるとゴキブリが一匹。ここ密室。大変怖い気持ちになりつつ、うさぎをだきしめたくて焦る。この世のいちばん怖いのといちばん好きなのがひとつの部屋に閉じ込められてると、ああいう感情になるんだなと思った。あたふたしただけで終わる。
会えなくても大丈夫と分かりつつも、忘れても大丈夫と分かりつつも、やっぱり無条件に会いたくなる日はあるんだねえ。