文を書くことは、あまり好きじゃないみたい。最近気付いた。それでも書いてしまうことがあるのは、心配性だからか。心配性は直ったと思っていたけど、いつの間にか元通りの生活。夜眠る前、不安ごとで心臓がドクンとなる。あまりにドクンとするので、心臓の病気が心配になったりもする。朝に電話がくるんじゃないかとか、これから大地震が起こるんではないかとか、そんなことを考えては、中々眠れない。とにかく死にたくない。忘れたくない。みんな元気でいてほしい。
 
初めて行った病院は真っ白で、輪郭をカッと晒されてるみたいで居心地が悪い。壁にはシミ取りや整形に関するポスターばかりが貼ってあった。ビフォーとアフターの違いはまったくわからない。けれども、どんなことでも、一目瞭然のものはあてにならないような、だいたいはわからないものだったりするのかもしれないね、あれやこれも、或いはそうだね、…なんてもくもくと考える(暇)。日本人だと思っていた先生は中国か韓国あたりの出身らしかった。抑揚がなく、ぎこちない日本語の音はうつくしく、気持ちよかった。
 
古いSDカードをパソコンにさす。探してたデータは見つけられず、当たり前すぎた日常の写真が画面いっぱいに何枚も表示される。居ないって、ほんとに居ないってことなんだよ。そんなの抱えきれないに決まってる。こうしてどうしようもなく立ちすくむ日が、多分いくつになってもあるんだろう。そのたびに私は、乱暴な線を引いては責任転嫁して、消耗して、いっぱい寝るだろう。で、悪夢を見るだろう。ばかばかしいけど、仕方がない。
 
今日は夕暮れがすごくきれいでよかった。
きれい、とか、こわい、とか、かなしい、とか、いつまでも、呟きたい。
夕飯はハンバーグかつくねか、どっちかにする。モチーフとして買った大量の青りんごも食べないと。