今日は紙を見に神保町へ。色んな紙、見てて楽しいけれど分からなくなる。ためしに、と思って買ってみたら三十枚も買ってしまった。試しにしては予算オーバーだった。最近小さな本作りと格闘していて、何冊も試作ができてゆく。やってきて、わからない事がわかってきたので、今になって印刷の事や製本の事を(すごく基礎)勉強している。絵を描いて発表したいのに、なんでか最近気軽に発表する事ができなくなったので、本という形を目指せばぽいっと世にころがせるんじゃないか、と安直に思った事がきっかけ。実際作ってみると今まで描いた絵をまとめた本が全然しっくりこなく、結局その本のための絵を書下ろしている。本というのは絵よりも難しい世界だなと感じる。たとえばインクの数をしぼったものにするとどこかで見た事ある感じになったりする。気にしなきゃいいんだろうけどめちゃくちゃ気になってまた袋小路。・・しかし絵の為の本ではなく本の為の絵を描けるようになったのは本の事を好きなったという事か、ちょっとうれしいような、人って変わるんだな、としみじみ。
写真、4枚目は宮入圭太さんの展覧会。お誘いいただいて九段下のギャラリーへ行って来た。絵も本も行き詰まってまっ青な感じの時。ひきこもりたい欲をふり払って行ってよかったと思った。自由で底なしに明るい型染めの作品たちに(ご本人にも)励まされた。ブルーインパルスの作品がかっこよかったな。たった2、3万だったと思うけど生活費もすでに足りてないから買えなかった。くう。
木の写真、先程神保町にて。熊谷守一の絵みたいでなんか得した心持ちになった。
もう夜になると涼しい風ふく、気付けば9月も終わって明日から10月だった。9月ってよくわかんないまま過ぎる。