檸檬をいただいたからケーキを作る。週末に焼いたから正式にウィークエンドシトロンとなる。由来通り大切な人たちと少しずついただいた。シチューを作りたくなったけれどルウを買う気にならなく、ホワイトソースからシチューを作ろうと思った日のこと。ソースから手作りのちょうどよいレシピはどうにも見つからなかったので、いつものホワイトソースのレシピと自分の舌を信じ「絶対おいしい」の魔法にかかって作ってみることに。家にあるいちばん大きな鍋ぶんの賭け。信じ切ったらおいしいシチューができた。
今日、帰ってからソファに座っていて、寒くて動けなくなった。小雨だが、雨にも降られた。凍えていたら途方に暮れる。私は絵は描き続けると思うけれど展示をすることや生きることはどうなんだろう難しそうだなと思ったりする。ドラマチックに落ち込むのではなく、冷静に普通に途方に暮れる。歳をとったなと思う。頭のあちこちに散らばった不安の種のひとつひとつを観察する。解体する。悴んでいる。なんか泣きそうになる。こんな作業は寒いときにするもんじゃないとお風呂に入る。シャワーはあたたかくて救われる。
ありがとうに続くごめんなさいはどう処理したらよいものか全然わからない。丸めて捨てようとして開いてまた頭に戻す。未熟を嘆くのはなるべくやめようと銘じる。
ラジオで展示のことや、記念ライブのことを紹介してくださる。さぞ緊張するだろう…と、想像だけでもドキドキしてくる。大事に梱包されたジャムが届く。一緒に、お菓子やお手紙が入っている。ジャムの瓶の中には、朝の光と夕暮れの光が込められているみたい。展示の案内を受け取った方が紹介してくださったり、わざわざ感想を伝えてくださったり。もしかしたら私よりも絵と向き合ってきた方々が、展示を作ってくださっていたり。素敵な額におさめられて、美しい場所で。今はありがとうばかりが頭のなかにある。