ごむの道
市村柚芽の日々の記録や嘆きのコーナーです
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まるいこころ
おやき。具材を包んで、まあるくしていったとき、漠然と、腑に落ちたことがあった。歪な丸は、こう在りたいと思う心のかたちに似ている。自分の中にあるとんがりは、やはり、できるだけ排除していこうと思った。鋭利になると、視界が狭まって、かつて見たかったものまでを見落とす。懐かしい絵を見たとき、感情が激しく揺れ動くのは、その絵が「よい」からではなかった。私が見えないつむじのあたりを、不意につついてきて、思わず涙が出そうになる。まるいこころ。いつまでも持ち続けていれたらいい。
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