圧倒的主観の世界


熱風に吹かれながら川沿いを歩いて帰って、ふとボナールの絵を見たくなった。なんでだろう。すっかり夏バテで、胃が痛かったり落ち込んだり、少し頭も沸いている。この暑さは狂う。今日は梨の絵を描くことになっている。丸いものを描けて嬉しい。

昨晩、よだれ鶏を作ってみた。鳥がよだれを垂らしているイメージが離れなくて食わず嫌いしていたが、パクチーを食べてみたくて、そして由来を調べたらよだれを垂らしているのは鳥ではなく人間の方だったので(それでも少し嫌だが)、挑戦してみた。料理としてはとてもおいしくできた気がするのだが、パクチーが舌なのか嗅覚なのか、に、ことごとく合わなく、美味しいはずなのに美味しく思えないというすごく悔しい体験をした。歳取るほど苦手な食材が減ってきて(アレルギーで食べれないものは増えたが)、最近はなんでもおいしかったので、懐かしい感覚だった。幸い、横でおいしく食べてくれる人がいてくれて、絶望を免れた。一人だったら号泣していたと思う。