「ほんとのほほえみ」を、いろんな人から、すごくわかりやすいかたちで、たくさんたくさん、いただいた。かたちのあるもの、ないもの。いろいろ。
星のクッキーの横に、サンキャッチャーの虹が光って、流れ星のように見えた。すぐ写真を撮ろうとしたけれど、 うまく撮れないあいだに消えた。
ほんとうは、そういうものに囲まれて生きている。だめになったとき、どうしてそれに気づけない。
空がきれいで心躍るのは、その美しさになんの疑いもわかないからである。太陽はその傾きや高さで、偶然に雲をドラマチックに演出する。それはただの現象であり、わたしの心模様を加味してそうなってくれているわけでない。ひたすらに明白で、それに助かってしまうときがある。それが美しいと感じたときに、のほほんと、きれいだね、と思えることの幸福を実感するようになったことは、少し、淋しいことだと思う。
幸福なんて感じずに、のほほんと、きれいだね、と言えたらいいのに、と願う。
悪いことではないけれど。
いつかまた、そういう心持ちで、それを言える日がきたらいいなと思いながら、暮らす。
ほんとのほほえみは、たしかにわたしを癒してくれた。
それがうれしい。ありがとう。