すこし前に描いた絵、「窓辺の花」
最近知った、マシュー・ウォンさんという画家の描いた絵の中に在る、美しい花の事を想って。
今日もまた同じ花の絵を描いた。この絵より窓の外は曇っていて、境界線が曖昧になるような淡く暗い室内にした。
裁縫が苦手で、針に糸を通す段階でだいたいいつもあきらめてしまう。
私の頭の中に似てる。
そういえば、いままでそんなことばっかり繰り返してきた気がする。
何かがわかったような気がしては結局わからず終いで気付けば忘れ、忘れたことも忘れて繰り返す。
私は針に糸が通らずとも平気に生きている、それにたくさん絵も描いた。
わからないことばかり増えてきた。諦めるのが昔よりずっと早くなってしまった。
これからもっとぼんやりした人になっていくだろう。
時代はそれをゆるしてくれるんだろうか。