6月も終わった

 

  
先日、森ひなたさんの個展「怒号」を見に行った。(その時の写真を貼ってよいかわからないいので、差し入れたクッキーの画像。)大きな、可愛い、神秘的な生き物がうごめいていて、生きているみたいだった。(実際は紙が、クーラーの風でしずかに揺らいでいただけだけど。)びかびかと黒くひかっているので、大仏みたい。森さんの絵を見ると、拝みたくなるのはそのためだろうか?いや、画材とか環境とかは、関係ないような気がする。目の前の紙に命をやどらせる事が出来る人なのかもしれない。とにかく見れてよかった。森さんとすこしお話させてもらった。そのときかけていいただいた言葉があまりにもうれしいもので、おどろいてしまった。私は緊張してあることないこと喋ってしまったような気がします。ごめんなさい。
 

何週間か前には、工藤将也さんの歌を聴きに言った。私はずっとコロナウィルスが怖くてこもっていたので、すごくひさしぶりのライブだった。工藤さんは、ライブいくたびに思うけれど、想像する200倍くらい生の歌が良い。詩もいい。歌い方もかっちょいい。心底知れてよかった。最近は、最新アルバム「思い出の国」の「歯磨きした?」を延々と聴いている。今日も電車で一通り聴いて、歌詞をみながらもう一度聴いて、を繰り返していたらあっというまに目的地についてしまった。「クレヨンしんちゃん」のしんのすけが、詩人になったらこんな感じなんじゃないかと、こっそり、勝手に考えている。
  


最近、今まで出会った方々に助けていただく事が多い。本当に本当に偶然に、一番落ち込んだタイミングで、誰かからうれしい連絡が来る。最近、それで生かされてきた気がする。

友達も、関わらせていただいている方々も、みんな優しくて、いい人で、自分は恵まれていると実感する日々。最近はだれかと会ったり話すたびにお礼を言っている。「生きていてくれる事がうれしい」と言い合えるのは、もっとも幸せだと思った。これを読んでくれたあなたもありがとう。