嘘本当の景色

 

好きな絵描きの中野さんが送ってくださったDM。嬉しい、美しい。乱用している新しいノートに入れてみる。お守りみたいで心強い。展示の名前は『花守り』。
 
今日、暗くて手もとが見えなくなった時刻は18時。長く集中して作業ができた。晴れにありがとう。窓から見える桜が少しずつ咲き、顔をあげるたび元気になる。絵は終わらなかった。
 
どこまでの本当を描くべきなんだろうと悩む。
目の前に黄色のラナンキュラスあり。今描いているのは肖像(という設定)ではないから黄色くする必要もないのだが、黄色くしないという選択をしようとすると、何かにひっかかる。が、ひっかかりを解明する前に、桜にひっぱられて薄桃色に塗ってしまった。
 
自分は嘘を描くのが下手ということを何枚も没を経て実感。逆に、何も見ずに描けるようなものはすべて心の内にある本当の景色なんであろうこともわかった。では、嘘をつくことが必要な場合に正しく嘘をつくには(正しいなんてないのかな)どうしたらいいんだろう。心の内で、嘘を本当にすればいいんだろうか。技術とは、こういうことをいうのだろうか。うーん。こうやってずっと踠き続けるのでも、別にいいような気もする。技術、私に必要だろうか。 
とにかく今の絵がちゃんと完成できることを祈る。