2022-11-15

まんなかをゆく

 


今日は本やポストカードを取り扱っていただけるというお店、二店へ品物を発送したのち、家でLaB LIFeを聴きながら漫画を描いたり、内職したり。久しぶりに雨が降り、外の空気は冷たかった。家から郵便局までの短い道のりで冬を感じた。
うまく働けなかったり描けなかったりしても、こうして注文をいただいて生活が出来る事が本当にありがたいです。
本や絵の感想のメッセージも。家に一人でいるのに孤独ではないような感じ。
肌にふれる空気は寒いけれど心が温かく。ありがとうございます。
 
最近はというと、生活が少しずつ壊れてきている。毎日作っていた味噌汁もいつからか作らなくなり、ご飯も炊いていない。その場しのぎみたいな料理を、辛うじて作ったり。作らなかったり。調子のいいときと悪いときの境目にいる感じ。
いつでも悪くなれそうなので気をつける。こうしてブログを書いたりするのは自分にとって大切。こんな文章を読んで楽しんでくれている人は、ありがとう。
文章をたくさん書ける時は、いつもこんな感じのような気がする。きまって手紙も書きたくなる。淋しいのか不安なのか?自分でもよく分からない。
ようやく人より気分と調子のコントラストが激しいのだなと気付いてから、上に上に行っている時ほど下降すべし、下に下に行っている時ほど上昇すべし、を意識できるようになった。
こんな暗い気持ちの時には、明るい音楽を聴く。貧乏を忘れる。楽しい事だけ考える。死ぬ事を忘れる。悟ろうなどと思わない事。
制作はした方が良い。それによって人がどう感じるか、どうしてそれをやったか言語化する作業は、いくらでも跡付け出来るし、自分の範疇を越えている。自分が自分に出来る事は弱さを自覚する事だけである。目に見えるものをそのまま受け取る事が優しさである。何年も落ち込んだり上がったりを繰り返して来て分かってきた事。まだ研究途中。
良い音楽とか服とか、買ってしまいましょう。
 
先日は頂いた招待券で、片山健の絵を観に(二回目)吉祥寺美術館へ行った。最終日なので混雑していた。一回目観た時はとにかく圧倒されてため息しか出なかったが、二回目はようやく表面にある筆跡より奥の部分を観れた感じがする。絵本作家、漫画家、画家の境界線について考える。片山さんはきっと絵が大好きな人だよね。私もそう。絵が描けたら絵本でも漫画でも絵画でも何でも楽しい。絵本も漫画も絵画も全部繋がっているのに気付くのは、掘って、掘った先なんだろうな。とにかく強烈に絵が描きたくなる絵の数々だった。ゴッホとか、ルソーとか、色んな美術作家の自然な影響を感じた。違うかな。分からないけど。
「憧れ」って美しい感情だ。すばらしい感覚だ。そんな片山さんの絵に、私は多分生涯尊敬するだろう。静かに紡がれていく、語られない美術史を感じた。
AIは早く、片山健のすごい絵たちの力強さも吸いなさい、なんて思います。もっともっとすばらしい絵を見るのが楽しみ。

そうそう、ブログをちょっと模様替えしてみました。携帯から読みづらくなってるかもしれません、ごめんなさい。もっとラフな感じで、散らかした感じでノートみたいにやりたくて、こんな感じになりました。 どうでしょう。