ばらは、あっというまに枯れてしまいました。
そのせいなのか、外でばらを見かけると「あ、ばらだ」って 思ってみてしまいます
最近は、やるきもないし、筆も重いし、毎日10時間寝ててもずっと眠いです
自分の頭の上だけに、雨雲が浮いてるような心地です
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先日、いちごかじりながら向かった展覧会のこと
めっちゃ怖い階段のぼった先にある会場は異様で、入ってすぐ、出たくなった。
壁一面に木炭の森、の上に急に貼られたラブリーな小さい植物の絵、
そして大量のオブジェ
「こわっ」「気持ち悪っ」「なぜ…?」
この三つの感情だけが頭の中でうずまいた後、だんだん、笑えてきた。
それで、帰り道、「さ、最高だ!」と振り返った。
作品たちは人間のことなど、全然歓迎していないように感じられた(作者の気持ちはわからないけど)。それが、妙にうれしい。
どういう体勢で鑑賞したらよいかもわからない、絵に気をとられていると階段から落ちそうだし。気が気じゃなかった。
そこは張り詰めていた。
生きた巨大な生物の中に入って、脈打つ臓器を観察させてもらってるような、緊張感があった。
早くでないと、食べられちゃうよ!って感じの。
お金払えば買える作品があるのも動揺しました、
お金払えば手に入るってどういうことなんだっけ。
意味わかんなくなってきます。
一緒に行った友だちは、ぱっと見るとかわいくてよく見るとめちゃくちゃに、めちゃくちゃに怖い、小さなオブジェを買っていた。
おっかなくて笑った。
森、的なものを描き続けられているけれど、多分、森より、怖かった、怖かった。
わたしも怖くなろー、と思いました。
生きた巨大な生物って、他でもない、人間のことかもしれない、後から気づいた。