第13回更新のおしらせ / 市村柚芽エッセイ『RUN』

 
 
おしらせがとても遅くなってしまいました。
すなば書房さんにて連載中の『市村柚芽エッセイ「RUN」』第13回が公開されています。
『嫌われる勇気』編は、今回が最終回です。

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『嫌われる勇気』編にて連載している文章は、昨年にまとめて書いたものでした。
執筆時、「自分の感動も、伝えたいことも、いずれはどうでもよくなってしまうだろうし、忘れてしまうだろう」ということを強く意識していました。意識していたら、思った以上に時間がかかってしまったし、文字数も莫大になってしまいました。

いつかの自分にとってどうでもよくなることでも、今の自分には全然どうでもよくないということがいっぱいあって、でもそれは、他者やいつかの自分が見たら、すごくしょうもないことのような気がします。でも、しょうもない感じに思えるすべてのことを「しょうもない」で片付けるのをやめて、めちゃくちゃに向き合ってみることも時には大事なのかもしれません。
とても大事なことだからです。

読んでくださった皆さま、粘り強く付き合ってくださったすなば書房さん、ありがとうございました。
いつになるかは分かりませんが、エッセイはまだ続きます。
また市村柚芽エッセイ「RUN」にてお会いできたら嬉しいです。

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市村柚芽エッセイ「RUN」第13回目:☆(クリック)
すなば書房さん:https://sunababooks.stores.jp/

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ずっと紹介しそびれていたもの。
本エッセイを一緒に作ってくださったすなば書房/中村さんも寄稿されている、『いろいろな本屋のかたち』という書籍のこと。
まだすなば書房さんの文章しか読めていないのですが、とても面白かったです。
複数人で仕事をするとき、もう戻って来れないんじゃないかというくらい深い谷に落ちることがあります。蹴落とすこともあったと思います。そんなとき中村さんのことを思い出すと、少しだけ希望をもてるのです。
わかりあえるとか、自分の思った通りに進むみたいな、自分だけの希望じゃなくて。
上手い言葉が見つかりません。でも、「出来ることは全部やった」とみんなが思えることは、ひとつのハッピーエンドの形なのではないかと考えていて、というか最近はそれってすごく大きいような気がしていて。この文章を読むと、振り返ったときの色んな場面で、そういうふうに思える(それを軸に色んなことを考えようと思える)ような気がするのです。みんな生きているんだった、必死に、なんて当たり前のことを思い出すんです。
…あれ?全然告知になっていないかもしれない…。

どこかで見かけた際は、ぜひ、お手にとってみてください。
すなば書房さんでも購入できますよ。→☆(クリック)