暮らしの音





昨日は北海道に住む大好きな人たちに久しぶりに会って 心がほっこりした。
大好きな人たちが、大好きな人と元気に楽しく生活してる事を聞く。
それより幸せなことはないんじゃないかって思う。いちばんのお守りというか、希望というか。
 
 画像四枚目は今るすばんさんでやっている白水さんの展覧会の写真。
会期中、何度も何度もぐるぐるぐるぐる見ているけれど、まったく見切れない。
私は、何もしてもだめだ、何をしても失敗だ、というような日々を暮らす。
自分だけとまったところで、過去をふりかえったところで、時間は止まってくれず、戦争も起きたし、風邪もひく。飲み過ぎた薬が効かなくなったりする。何も成し得ずに死に近づいているな、と感じる。今回の展示は、彼女の約20年分の作品が、キャプションやタイトルをそえずにランダムに飾ってある。すごい量だし、すごい濃度で、全部血が通って、生きている感じがする。紡いできたもの、細い糸で。大切にしてきたこと、誰にも言わずに。大切に飾ったり、大切に捨てたり。できることを、できるだけ やれるだけ。暮らしとはうつくしいものなんだよ、とひそひそ声で聞こえてくる。あと数日で、おわってしまうのがさみしいな