標語

枯れかかっている花の絵を今日も完成できなかった。サボっていたからだ。
布袋が増殖するPVとさかなクンが蛸の赤ちゃんを見て発狂している動画を笑顔でずっと見てた。今日のほとんどは増殖する布袋と叫ぶさかなクンの1日だった。
こんなことしてちゃダメだダメだとお風呂に浸かっていたら、突如自分の客観性のなさが気になりだした。巨大な自意識のこと。自分のことを画家とかアーティストだと名乗れないのは、その自意識由来だと分析する。すらりと名乗ったり自己紹介できる人を見ると、その眩しさにくらっとくる。名乗ってしまえばコミュニケーションがスムーズで、ある場面において相手にやさしい。自分は何かに引っかかってしまうと何も語れなくなり、自己紹介ができなくなり、うまく喋れなくなる。「ときどき散歩はする引きこもりです」「人間です」という自己紹介は我ながら本当にひどいと思っている。そうやって躓いたときにはよく『魔女の宅急便』のキキを思い出す、あのリボンが本当にキキの自意識の大きさの象徴なのだとしたら、わたしも長いことキキと同じリボンをつけていることになる。あの子はまだ13歳の少女でリボンが似合っているけれど、倍以上生きている自分にはあのリボンは可愛すぎる。恥ずかしい。恥ずかしい。助けてほしい(甘ったれるな)。
B'zは新しいアルバムが出るらしい。もう、絶対に、絶対に買わねば。