流れ星のライオン

 

 
終わりを想像して寂しい気持ちになるより今ある風景をちゃんと見て味わうほうが意味があるし、大事。..と、ずいぶん前から知ってた真理を、涙ぐまない目で、頭と体で普通に考えた。
 
「時間」という場所で、「わたし」がうしろを振り返ったとき、「昔のわたし」が泣いているような気がしていた。目を凝らして見たら「昔のわたし」だと思ってきたものは「わたし」だった。「わたし」は子どもで、大人で、そのどちらでもない。いつでもあの日に、あの日に帰れる。たくましいよ。
 
うーん大人になるってこういうことなんかなあ、と思ったり
最近それにちょっと近づいたのかなあ と思ったり