ごむの道
市村柚芽の日々の記録や嘆きのコーナーです
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星の子
走るのは深夜から明け方にかけての時間だから横の道路をはしる車も少なくて街灯のすくない道は、地面と壁と空間と自分と空が全部黒になる。
M.ドリスの星の子は、息をしずませて岩になれる。酸欠と水不足で耳鳴りがはじまって、なんにも聞こえなくなって一瞬だけ目をつむって走った。
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